料亭 河文のウェディング
パーティーレポート
<2021年10月レポート>伝統の中にもおふたりらしさを叶えた結婚式
披露宴会場 : 2021年10月 水鏡の間
挙式スタイル : 和装人前式
参列人数 : 73名
ー Wedding report ー
今回ご紹介するご結婚式は、空気が澄みわたる秋晴れの爽やかな季節に行われたご結婚式です。「歴史ある雰囲気やそこにしかないものに惹かれる」と河文を大切なご結婚式の場として選ばれたおふたり。ご結婚の節目でしか着られない日本ならではの白無垢を着たいというお気持ちがあり、伝統を大切にしながらもおふたりらしさを取り入れた素敵なご結婚式をご覧ください。
ー 白無垢 ー
格式高い正絹の白無垢に金糸刺繍の半襟をお選びになられた新婦様。メイクはあえてシンプルに仕上げ、マットな赤色の口紅をアクセントに白無垢の上品さを際立たせるコーディネートに仕上げました。
ー 石舞台挙式 ー
お支度が整い、お心整え挙式のお時間です。新郎様が待つ石舞台へとお父様に導かれ、一歩一歩進まれます。「夫婦になるけじめとして挙式を迎えたい」そんな想いから、これまで育ててくださったお父様と今までを振り返りながら歩まれる時間です。
ー お父様から新郎様へ ー
お父様に導かれた先に待つ新郎様。「これからは彼女を僕が守っていきます」というお気持ちと共に、新婦様のお手をお父様から新郎様へそっとバトンをお渡しされました。お時間でいうと一瞬のお時間でも、大切な大切なお時間です。
ー お水合わせの儀 ー
お水合わせの儀とは、異なる家と家が一つになるという意味を込めて行う日本古来の儀式です。お互いのご実家のお水を持ち寄り行いました。
ー 結婚証明書 ー
結婚証明書にはおふたりそれぞれお名前を。実はこちらの結婚証明書、挙式前にゲスト全員の手で出来上がったものだったんです。"結婚生活で大切だと思うこと"をお色に例え、ひとつのキャンバスにお色をのせられた、おふたりとゲストだけの結婚証明書です。
日本の伝統を大切にされながらも、おふたりらしさを取り入れられた挙式。大切なご家族やご友人に見守られながらあたたかいお時間を過ごされました。
ー ご披露宴 ー
それではここからはご披露宴をご紹介いたします。新婦様は、色打掛へお召し替えされ水鏡からご入場されました。ブラインドが少しずつ上がると見えてくるおふたりの華やかなお姿。会場からは思わず歓声があがりました。
ー 色打掛 ー
挙式からお色直しされた新婦様のお衣装は、朱色のお着物に沢山のお花や鶴の刺繍が施されたものです。鶴は決まった相手と生涯添い遂げることから、結婚の象徴としても知られます。そんな華やかなお着物に合わせるのは、日本古来の赤い実のなるノイバラと、大きな葉の白蓮木のブーケ。日本にあり続ける素材を新婦様らしくアレンジしました。
ー Table Coordinate ー
メインテーブルは、ウッド調のテーブルに個性を感じられるお花の組み合わせでコーディネート。ゲストテーブルには、色々な陶器のフラワーベースにアンスリウムや胡蝶蘭、コスモスを輪挿し、秋らしくもあり個性ある雰囲気に仕上げました。お写真付きのメッセージカードと木目席札、そしてトレーシングペーパーにメニューをのせ、おしゃれなコーディネートの完成です。
ー 乾杯 ー
ご上司の方からの乾杯の発声と共に和やかなお食事の時間が始まります。
ー ケーキ入刀 ー
お食事も進み楽しい雰囲気の中、おふたりのウェディングケーキご入刀です。ホワイトクリームに金箔を散りばめた上品で豪華さもあるデザイン。ご入刀の後は、新婦様から新郎様へ大きなスプーンで大きな愛情を込めて、ケーキを食べさせてあげるシーンがありました。
ご家族とも沢山お写真を撮り、終始笑顔のご家族の姿に新婦様も緊張がほぐれ、とても素敵な笑顔を浮かべられていました。
ー Interview ー
中座のタイミングで新郎様への、心からの「おめでとう」のお言葉。思わず涙が溢れ新郎様が拭われる、そんなほっこり温かいシーンも見られました。普段はなかなか兄妹で恥ずかしくなってしまうことも、結婚式の機会を借りてお伝えできるのも素敵ですね。
ー Wedding dress ー
そして後半。雰囲気をがらっと変え、お和装からドレス姿へ。新郎様はブラウンのタキシードに。新婦様はオフショルダーにふわっと柔らかいオーガンジーが包み込むTREAT MAISONのドレスにお召し替えされました。アクセサリーは一粒のパールと、ヘアスタイルはポニーテールにブラックベロアリボンでシンプルながらも素材感を楽しめるコーディネートです。
ー Game time ー
インテリアがお好きな新郎様と、食べることが好きな新婦様。ゲストにもふたりの好きなものを知ってもらう紹介も込めて、おすすめの飲食店や素敵なデザイナーの椅子をカードにしてプレゼント。そのカードを使ってクジにして、プレゼントゲームをしました。
おふたりの周りには常に沢山の大切な方が集まり、ご家族ご友人達と笑い声が飛び交うご歓談時間でした。
ー お手紙 ー
そして迎えた結びのお時間。新婦様だけではなく新郎様も親御様へお手紙をご用意され、おふたりそれぞれ大切なご両親へお気持ちをお伝えされました。お子様からのお手紙に、親御様は涙され子育てをしてきた今までのお時間を振り返られました。
ー Planner Message ー
「お互いの大切な人が集まることって本当にすごいこと。そんな集まってくださったみなさまとお話ができたり、感謝を伝えられたら。」とさまざまな想いを抱えながら当日を迎えたおふたりの姿を見られたことはとても感慨深く感動いたしました。細部までこだわり、おふたりの魅力がとても表現された結婚式でした。おふたりと大切な皆様の末永いお幸せを、河文スタッフ一同心から祈っております。